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大塚安宏 音楽経歴

大塚安宏 音楽経歴

大塚安宏

1978年、日本でイングリッシュ・ハンドベルが全国的に広がり始めた頃、ハンドベル用の楽譜はすべてアメリカからの輸入楽譜でした。日本には童謡、歌曲、ポップス、演歌等、馴染みのある音楽が沢山あるのにとの思いから日本の作品の編曲を始めました。

特に日本の伝統音楽。つまり日本人の感性をイギリス発祥のハンドベルの響きの中に活かそうと、1982年に初めて日本音階を使用して作曲したのが「野原で」です。3oct.3ページの拙い作品が私の原点です。ドレミソラの5音階(ペンタトニック)は、ヨーロッパの民謡にも共通してあります。

しかしリンガーにとっては両手で沢山ベルを鳴らしたいのに、5音階では満たされない人が出てしまいます。その解決に転調を取りいれた事で音楽の表現領域も広がりました。

現在、私が何よりも嬉しいのは、多くの日本人が作品を発表している事です。でもその多くは編曲作品です。ポップス音楽界の様に、ハンドベルオリジナル作品が、世界中の愛好家に支持される事を願っています。

  • 1969年より約30年間、神奈川県青少年交響楽団の指揮者として活躍。青少年の音楽活動に携わった。

  • 1970年 国立音楽大学 作曲学科卒業。

  • 1970~1971年 横浜市立岩崎中学校音楽科教諭。

  • 1971~2012年 フェリス女学院中学校・高等学校音楽科教諭。

  • 1978年にイングリッシュ・ハンドベルに出合う。フェリス女学院中高ハンドベルクワイアの設立と育成に関わる。90年代になりフェリス女学院大学、社会人へと指導が広がる。

  • 1985年より毎年開催の日本ハンドベル連盟の指導者講習会や全国講習会の指揮者・講師を務める。マスリンギング(全員演奏曲)の指揮を10回余担当。

  • ·世界大会では、1986年第2回世界大会で「おまつり」を発表し、「日本音階」について講演をする。以降「日本文化・音楽」の講師を務める。マスリンギングに、日本音階で作られた作品「幼き日の思い出」指揮(1994年)、「宴」(1998年)、「華 第2番」(2006年)、「雅」指揮(2012年)、が演奏され好評を得る。 

  • 1992年~95年、横浜市旭区民文化センター「サンハート」のハンドベル教室の講師となり、95年からその卒業生チームを複数、指揮・指導にあたる。

  • 1998年、九州地区フェスティバルで講演、マスリンギング指揮をする。

  • 2001年、韓国ハンドベル協会主催「韓国全国講習会」の特別講師として招聘され、講演、指揮をする。

  • 2007年~2016年 フェリス女学院大学オープンカレッジ「イングリッシュ・ハンドベル講座」を担当する。

  • 2011年、2014年、2023年、奈良県王寺ハンドベルコンサートにてマスリンギング指揮をする

  • 2017年、連盟40周年記念アジア大会では、約600名によるマスリンギング「さくら春風」を指揮し好評を得る。

  • 2017年、山形県ハンドベルコンサートにてマスリンギング指揮をする。

  • 2000年~2021年 日本ハンドベル連盟の理事、常務理事を務める。特に2007年より施行された「講師認定」制度の創設と、その後も認定委員会委員長として講師育成に関わる。

  • 2022年より一般社団法人日本ハンドベル連盟の監事を務めるなど、長年に渡りハンドベル音楽の探究と指導者の育成に取り組む。

  • ハンドベル音楽の作曲・編曲者として200曲余りの作品を出版。12枚のCD制作にも関わる。

  • 指導・指揮(主なチーム)
    1995年~2022年 クローバーベルフレンズ 常任指揮者。
    2009年~2018年 ベル楽 顧問、指揮者。
    2011年~ ハンドベル教室を主宰、「スウィング ベルズ」(大人)、「ピッコロ」(子供)
    2013年~2022年 ベルフラワー 常任指揮者  2023年~名誉指揮者。

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